大阪市立大学 人権問題研究センター

大阪市立大学

共催セミナーのおしらせ

子どもの権利条約からみた日本と台湾

※本日午前11時現在、大阪市に暴風警報が発令されているため中止といたします。
 なお、電話・メールでのお問い合わせには対応できませんのでご了承ください。

日時: 2019年10月12日(土) 13:30〜16:30
場所: 大阪市立大学 文化交流センター大セミナー室

報告者: ペギー・ペイチュン・リン(林沛君)さん(台湾・東呉大学 助理教授)
     桜井 智恵子 さん(関西学院大学 教授)

概要: 今年は「子どもの権利条約」の採択から30周年目にあたります。子どもとは18歳未満の人と定義されていますが、決して「半人前」の存在ではなく、大人と同様、一人の人間として生き、医療や教育などの支援を受けて成長・発展し、暴力や搾取・虐待などから保護される権利をもち、自由に意見を表明したり、団体を作ったりするなど参加する権利を持っていることが条約に明記されています。子どもは、それらの権利を行使する主体なのです。2019年7月現在、この条約は国連加盟国数(193ヵ国)よりも多い196ヵ国が締結しており、世界で最も締約国の多い人権条約です。
 日本が批准して25周年を迎えますが、日本の学校では、「子どもに権利を教えるとわがままになる」「権利より義務を教えるべき」といった考え方が根強く、条約に書かれている子どもの具体的な権利を取り上げ、教えるような人権教育は低調です。この公開セミナーでは、日本と台湾の子どもの権利に関する専門家を招き、それぞれの国において子どもの権利条約の内容がどれだけ実現されているのか、また、子どもの権利をめぐってどのような課題があるのかを報告していただきます。

申込・お問い合わせ:ヒューライツ大阪
参加:無料 / 定員:30名(要申込)詳細はチラシをご覧ください。
※手話通訳をご希望の方は、10月5日(土)までにお申し込みください。
※英語・日本語の逐次通訳有り。

サロンde人権のおしらせ

第162回 サロンde人権

日時: 2019年10月16日(水) 14:00〜16:00
場所: 大阪市立大学 田中記念館2階 会議室

テーマ: フェミニズムの時代、ボーイズ・ラブの意味を問う
     - 2010年代韓国のネット上における脱BL言説をめぐって
話題提供: 金 孝眞 さん(ソウル大学日本研究所 助教授・文化人類学 /
ソウル大学人類学科 学士・修士 / ハーバード大人類学科 哲学博士)

概要: 韓国では1990年以降、日本から輸入されたボーイズ・ラブ(BL)が女性を中心に幅広く読まれてきており、少なくとも30年以上の歴史を持つ、大衆文化の一ジャンルとして成り立っている。現在は二次創作を中心とした同人誌はもちろん、商業BLもE-bookを中心とした市場を維持しており、またK-POPの人気とともにアイドル・ファンフィクも非常に高い人気を誇っている。このような状況で、2018年8月頃から韓国語ベースのツイッターを中心に「脱BL」という言葉をよくみかけることになった。ここでいう脱BLは文字通り「BLから脱出する・BLを捨てる」という意味で、BLの様々な問題を認識し、究極的にはBLの消費をやめるという意味合いを持つ。
 この発表では、キリスト教と政治的保守派にもとづいた既存のBL批判とは全く違うコンテクスト、特に2015年以降の「フェミニズム・リブート(Feminism Reboot)」と呼ばれる韓国の社会現象を探り、脱BLが生まれたコンテクストとそのロジック、および問題点について概観するのを目的とする。また、BLの表現を通じてどのような可能性が開かれるのかについてよしながふみの作品分析をもとに触れたい。

アクセス:田中記念館(こちらの配置図等をご覧ください)