大阪市立大学 人権問題研究センター

大阪市立大学

共催シンポジウム

性暴力をめぐる理解の「歪み」を問い直す

日時: 2019年03月08日(土) 13:30〜16:30
場所: 大阪府立大学 I-siteなんば 2F C2・C3
大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号(南海なんば第1ビル)

パネリスト: 周藤 由美子 さん(ウィメンズカウンセリング京都)
       牧野 雅子 さん(龍谷大学・犯罪学研究センター研究員)

概要: 2019年は性暴力をめぐっていくつかの重要な判決が出た年でした。3月に性的虐待や強かん事件に相次いで無罪判決が出されたことを契機に、全国で毎月11日に「未来を変えていくための、社会を変えていくための、性暴力を許さない声をあげるための」フラワーデモが行われるようになりました。12月には伊藤詩織さんの性暴力をめぐる民事裁判において、被害者勝訴の判決があり、「合意なき性交」に対する損害賠償が認められました。しかしながら、いまだに被害者を責めるような発言がなくなったとは言えない状況です。性暴力は、身体や精神の自由という誰にとっても重要な基本的人権が、被害者に対しては十分に守られていないことを意味しますが、なぜそのことが十分に社会に理解されないのでしょうか。
本シンポジウムでは、日本社会の「性暴力」をめぐる「理解」や「解釈」の「歪み」を複層的・多面的に明らかにすることを通じて、性暴力という人権侵害に対する理解をより深めていきたいと思います。パネリストには、長年被害者支援を行ってこられ、被害者の心理に通じておられる周藤由美子さんと、性暴力行為をめぐる社会的認識のあり方について社会学の観点から研究をすすめてこられた牧野雅子さんを迎え、「被害者像」や「加害行為」をめぐる社会的な理解の「歪み」を問い直します。刑法改正の議論もでている現在、このような議論を積み重ねていくことは、刑事裁判での無罪判決という結果をもたらしてしまうような社会の構造を変えていくためにも必要なことでしょう。多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

申込・お問い合わせ:ヒューライツ大阪
参加:500円(要申込)詳細はチラシをご覧ください。
※資料準備のため、できるだけ3月2日までにお名前と連絡先をお知らせください。
※手話通訳をご希望の方は 2月29日(土)までにお申し込みください。

サロンde人権のおしらせ

第155回 サロンde人権

日時: 2020年02月29日(土) 15:30〜17:30
場所: 大阪市立大学(梅田サテライト)108教室

テーマ: 難民でかわる街、難民がかえる街
     - ベトナム難民が居住する被差別部落とその周辺地域を事例として
話題提供: 瀬戸徐 映里奈 さん(東京福祉大学 留学生教育センター・特任助教)

概要: 難民問題が深刻化しているにも関わらす、日本は難民受け入れに消極的な姿勢を取り続けています。しかし、日本には1970年代末から90年代にかけて約1万人のインドシナ難民(ベトナム・ラオス・カンボジア)を受け入れた経験がありました。彼ら、彼女たちは受け入れられた町でどのように生活を再建させ、受け入れ先の町の人々はどのように対応したのでしょうか。
報告では、特にベトナム難民が多く住む町、その中でも被差別部落とその周辺地域をとりあげ、就労・教育・町内会の場から元住民たちと新住民であるベトナム難民たちがどのように出会い、関わりが形成されたのかを紐解き、難民受け入れが地域社会に何をもたらすのかについて考えたいと思います。

アクセス:梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6階)