大阪市立大学 人権問題研究センター

大阪市立大学

サロンde人権のおしらせ

第142回 サロンde人権

日時: 2018年06月15日(金) 18:00〜21:30
場所: 文化交流センター 大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階

テーマ: 「障害のある学校教員」と合理的配慮
     話題提供: 松波 めぐみ さん(大阪市立大学 非常勤講師 / 立命館大学生存学研究センター 客員協力研究員)

概要: 「学校教育と障害」というと、通常、障害のある「子ども」への教育が思い浮かべられるだろう。障害があって小・中・高の教員をしている人はまだまだ見えにくい存在である。私は共同研究者二人とともに、16人の多種多様な「障害」のある先生に話を伺い、本をつくった。(羽田野真帆、照山絢子、松波めぐみ編著『障害のある先生たち - 「障害」と「教員」が交錯する場所で』 生活書院)
 本報告では、「障害のある先生」の多様な語りから見えてくる論点(教師文化の問い直しを含む)を紹介しつつ、特に2016年に施行された「改正障害者雇用促進法」とそのキーワードである「合理的配慮」がどのような意味をもつのかを報告したい。マニアックな話ではなく、現在のところは障害のない教員も安心して働き続けられるために必要な概念として、また多様な人が力を発揮できる環境をつくるヒントとして聞いていただければ幸いである。

※ふだんとは開催曜日および会場が異なりますのでご注意ください

シネマde人権のおしらせ

第5回 シネマde人権

日時: 2018年06月23日(土) 13:30〜17:00
場所: 文化交流センター 大セミナー室(大阪駅前第2ビル6階

テーマ: 「大阪から来た手紙」(監督 ヤン ジョンファン)上映会
     話題提供: 梁 優子 さん(大阪市立大学 人権問題研究センター 特別研究員)

概要: 朝鮮半島の南にある済州島は、植民地統治の末期、日本の本土決戦に備え要塞化され、戦後は米軍政下におかれました。1948年、自らの手で社会づくりや国づくりを求めていた島民たちの不満を背景に武装蜂起がうみだされます。これを、米軍政や韓国政府は弾圧し、約3万人が虐殺されました。6年6か月の間に80以上の村が焼き払われました。その後、この事件は「済州四・三事件」と呼ばれています。事件の後も、沈黙を強いられ、2000年に「四・三特別法」が制定されました。1980年代から、日本において真相究明の運動が行われてきました。
 この映画は、事件の結果、生き延びるために日本へ「密航」した女性たちの経験や、家族離散、遺族の思いについて取り上げた作品です。今回の「シネマde人権」ではこの映画をとりあげ、「済州四・三事件」とその記憶について考えます。