大阪市立大学 人権問題研究センター

大阪市立大学

サロンde人権のおしらせ

第128回 サロンde人権

日時: 2016年12月21日(水) 13:30〜15:30
場所: 人権問題研究センター 共同研究室

テーマ:地域に根ざしたアートの実践「ブレーカープロジェクト」の取り組み
話題提供:雨森 信さん(大阪市立大学文学研究科特任講師・Breaker Projectディレクター)

概要: シャッター街となりつつある商店街、老朽化していく空き家、廃校、過疎化が進む離島や地方の中山間部、近代産業を支えた工業地帯や炭鉱跡など、これまでアートとはあまり縁のなかった実社会のなかで展開される。これらの取り組みは、完成した作品を展示するという従来の形態ではなく、様々な人が関わり、相互に作用しながら変化するプロセスを重視した活動である。1990年代以降、日本各地で行われるようになったアートプロジェクトは、疲弊する都市や過疎化が進む地域を再生、活性化する手段の一つとして注目を集める一方で、近年はアートを道具化することへの警鐘やアートそのものの価値を再考すべきであるという指摘も少なくない。
大阪市西成区において地域密着型のアートプロジェクトに2003年より展開する「ブレーカープロジェクト」の取り組みを事例に活動の成果や意義、課題を報告し、芸術が社会に果たしうる役割を考察したい。